懐古記事:Lumia 800 の優れたデザインをフェティッシュに振り返る (Windows Phone / Windows 10 Mobile Advent Calendar 2015 参加企画)
どうも FIWWA(@FIWWA)です。
本記事は Windows Phone / Windows 10 Mobile Advent Calendar 2015 参加企画です。
昨日の記事は @x67x6fx74x6f さんでした。
1.記事の主旨
今月に入って、Lumia 950/950 XL の入手報告を目にするようになり、さらに新型機 Lumia 850、650 のリーク画像も出てきました。
...
全然、違う!
こんなのLumiaじゃない!
Lumiaは920で、何なら800ですでに終わっていたのだ。Lumia 800・920が最高なのだ(800と920には各々 別個に良し悪しがあるのは確か)
最初のモデル Lumia800 (Sea Ray) の登場から云年、Lumiaは Android/iphoneモドキに成り果ててしまったのだ...という主旨の懐古記事です。
今のLumiaを満足してお使いの方は、これ以降を読む必要は無いです。
さらにエクスキューズを追加しておくと、私はデザインについて何か専門的な知見を持っているわけではありません。以下は個人の思い入れです。
2.Lumia 800 とは
2011年発売の、Windows Phone 7.5(後に7.8に対応)端末です。
詳しくはこちらを参照ください (シアンが無いですが)
Nokia Lumia 800 Specifications - Microsoft - USA
3.Lumia 800 の優れていた(そして以後失われた)点
Windows Phone 7.5 → Windows 10 Mobile の間に失われたOS上の特長はいくつかありますが(Metro UI、Peopleハブ 等々)が、これは端末の話ではないので割愛します。
Lumia 800 が特に優れていた点はデザインです。
表面の質感と重量感
Lumia800 ポリカーボネート製ユニボディ、表面はマット仕上げでスベスベで、適度な重量感は手に持った時にとても馴染みが良い。
(適度な重量感というのが重要で、それなりの重さが持ちやすさと高級感につながるのである。薄く軽くを求めてペラペラの貧相な質感になっては意味が無い!こういうのを好む奴らの脳も薄く軽いのだろう)
三次曲面のボディと曲面ガラス
Lumia800は左右が丸くなっていますが、この曲率がとても持ちやすいんですね。ここが角ばっていると手に引っかかる。
後にiPhone も追随しましたが、当のLumiaは角ばっていきましたね。
曲面ガラスもスワイプ操作の際に指の馴染みが良くなるのに一役買っていると思います。
後にiPhone も追随しましたが、当のLumiaは平らになりましたね。
800 については、画面と縁取りが面一であることも忘れてはいけません。これにより左右からのスワイプがスムーズに運ぶ!(Lumia 1020も同様。Lumia 900、920は間に金属部品が挟まる)
フラットな上下端
ここが重要なんですが、Lumia 800/920は上面と下面がまっすぐに断ち切られているんですよ。Lumia 925や1520 と比較するとわかりやすいですね。
機能的には特に意味ないとしても、この面がフラットになっているので全体のラインがシャープに引き締まっています。ここが丸いと全体がダルく見えるんですよ!
(光っているのは撮影の都合で、実物に特に底面が光る機能は無い)
細かい気配り
CEマークと、縁の曲線が合わせてある! (機能的な意味は無い)
4.まとめ
Lumia 800は、スペックはWindows Phone 7の統一スペック(シャーシモデル)の関係もあり、当時発表されたものにしては特筆するものはありませんでした。(何しろ当時はまだpureviewもなかった)
スペックは平凡でもデザインが素晴らしかったのが 神機 Lumia800 なのです。
翻って最近のLumia事情。
フラッグシップモデルはハイスペックとContinuumを打ち出してきました...が、端末デザインがおろそかで、凡百のAndroid機と大差ないものとなってしまいました。
フラッグシップまで、廉価モデルと大差ないデザインをしていていいのか?と大いに疑義を提したいところ。
とはいえ、かつてNokiaに在籍し N9や初期Lumiaシリーズを手掛けたMarko Ahtisaari氏はMSによる買収と同時期にNokiaを去っています。
今後のLumiaがかつての方向性に戻る可能性は無いと考えていいでしょう。(だから文句が言いたくなるのです)
結論: Lumiaを名乗る以上、新型はもっとデザインを頑張ってくれ!
5.NuANS NEO への(直接でない)期待
2015年11月末に NuAns NEO が発表されました。
デザインを重視した端末となるようです。
NuAns NEO自体は、かつてのLumiaとは路線の違うデザインではあります。が、NuAns NEO が高評価を得ることで、デザインに優れたWindows Phone 端末が以後続々と世に生まれるようになることを願います...ということでそれらしくまとまったでしょうか。
明日は すばるっち(@Clover4_EN07)さんです。